2019年06月24日

プレミアリーグU-11(アズール主催)、速報!

6月23日(日)に、岩出大宮グラウンドで行われた「プレミアリーグU-11」で、ソラティオーラU-12は2試合を行い、勝ち点6を獲得した。


試合結果
ソラティオーラU-12 1-0 妙寺
ソラティオーラU-12 5-0 打田
これまでの試合結果は、次のとおり。
4月27日(土)
ソラティオーラU-12 2-1 アズール
ソラティオーラU-12 2-4 アルテリーヴォ
5月11日(土)
ソラティオーラU-12 2-2 貴志川
以上のように、5試合を終えて、3勝1敗1分。 

相手チームのメンバーの学年構成は分からないが、ソラティオーラU-12は今のところ、5年生が2人だけでそれ以外は、4年生と3年生が1人であるので、チームのスタート地点としては十分な成果を収めていると言える。


ゲーム・プランの基本に据えているのは、ボールを持っている相手選手にどんどんプレッシャーをかけてボールを奪いに行くことである。このことこそが、サッカーの本質中の本質であると考えているからだ。
その上で、ボールにチャレンジする味方をカバーするポジショニング、ボールを奪った後の攻撃の組み立て方の基本的な考え方を徹底することを指導している。


さらに加えて、今は、相手ディフェンスの突破方法として、「ワン・ツー」を身につけようとしているところである。
この日も、「突破は徹底してワン・ツー。どんな状況でもワン・ツーをやってみる。」と試合前のミーティングで話したが、なかなか試してみることすらできない状況が続いた。

「ボールを持ってから、ワン・ツーを考えるから、相手に守備の時間を与えてしまう。ボールを受ける前から、ボールを持ったら誰にパスを出すか、周りを見て考えておこう。そして、ボールを持ったらすぐにパスをぶつけて、スペースに走りこもう。」と、アドバイスを繰り返していたら、なんと最後の最後に、ペナルティー・エリアに入るか入らないかのところで、一人が味方に横パスを出して、前に出る。横パスを受けた選手が左足インサイドでコントロールして、すぐ右足インサイドで短いタテパス。最初の選手が正確なコントロールから、狙いすましてゴールを決めた。

ここしばらく、土・日の練習でも、火・水のバレンシア・アカデミーでもずっと、ゲーム形式のトレーニングで取り組んできたテーマがそのまま実を結んだ素晴らしい攻撃だった。当該の二人だけでなく、チーム全体のトレーニングの成果である。


誰かが成功して見せれば、チーム全体のものになる。次からは、他のプレーヤーもやって見せてくれると確信している。
このようにして、その時々に取り組むテーマをチームとして身につけていくことで、一人一人のプレーヤーも、チームもレベルアップをしていきたいと考えている。

私自身は軽い熱中症気味で、疲れ切って家に帰ったが、あのラスト・シーンは鮮烈な記憶として、頭に刻み込まれている。  
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Posted by KFCスクール U-12 at 17:51Comments(0)

2019年06月10日

チャレンジ精神が旋風を巻き起こす

2019年度の「ソラティオーラU-12」チームは、“ソラティオーラU-12アカデミー・コース”(アカデミー・コース)と、“スクール4年生”(4年生チーム)の二つのカテゴリーで活動している会員が合同で、サッカー協会に選手登録しています。
現時点で、アカデミー・コースの会員は、5年生2人、4年生3人、3年生1人です。4年生チームの会員は12人です。
ソラティオーラ和歌山では、基本的にはカテゴリー単位でそれぞれのテーマのもとに活動しますが、公式戦への出場経験を重視しているので、人数の関係で単独で公式戦に参加できないカテゴリーがあれば、同じクラブの仲間ですから、選手登録をできるだけ工夫して公式戦に出場できるようにしています。

現時点で、アカデミー・コースの会員だけではまだ少し人数が足りないので、4年生チームの協力を得て、アカデミー・コース6人+4年生チームから交替で3~4人参加してもらって、U-11やU-12の大会に参加しています。
4月初めの試合はシーズンスタート直後で散々な内容でしたが、2か月の間に目を見張る進化を遂げてきました。アズール主催のU-11リーグは、ここまで1勝1敗1分けの成績です。6月8日に開催された「第8回海南市民スポーツ大会」の高学年の部1回戦、7-0で黒江JSCに勝つことができました。その後は、FCバレンティアに1-5、ミラグロッソ海南Aに0-5と敗れてしまいましたが、6年生も出場する大会で、5年生が2人だけで残りは4年生・3年生のチームが大健闘したことは、関係者に大きな衝撃を与えました。


これからもアカデミー・コースと4年生チームの交流は進めていきます。合同チームとして試合に臨むことで、4年生チームの選手にU-11大会で経験を積んでもらえるというメリットは大きいとは思いますが、4年生チームに日程調整で大きな迷惑をかけていることには違いありません。
余裕を持ってアカデミー・コースと4年生チームの交流を進めていくためにも、アカデミー・コースの選手数を一日も早く8人に、できれば10人に増やしたいと切望しています。
アカデミー・コースの活動は、火・水・土・日曜日の週4回です。このうち、火・水曜日は、「バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校」(バレンシア・アカデミー)に参加して、他のクラブに所属しているプレーヤーと一緒にスペイン式のトレーニングすることで、お互いとても良い刺激を与えあい、素晴らしく充実したトレーニングを展開しています。

バレンシア・アカデミーのトレーニングは、サッカーを構成しているそれぞれの要素を別々にトレーニングするという従来の考え方を一新して、『サッカーの本質が組み込まれたトレーニング・メニューの中で、その時々のテーマをクリアしていく』エッセンシャリズム(本質主義)の考え方に基づいて行っています。
私たちの考えるサッカーの本質とは、①ゴールがある、②攻守の切り替えの連続がある、③一人一人のプレーヤーがボールを保持している時間は短い、④コンタクト・プレーが多く発生する、⑤連携すべき仲間がいる、などです。
これらの要素をすべて含んだトレーニングを、その中心に据えています。さらに、トレーニングの密度を高め、速いテンポでトレーニングを展開し、一瞬一瞬の“休み”を入れないで、高い集中力を持続してトレーニングするために、プレーヤーを“ゾーン”へ導いていくコーチの声掛けやボールをタイミングよくサーブすることがとても重要です。

このバレンシア・アカデミーのトレーニングは、ソラティオーラU-12のゲーム・プランと密接に結びついています。ソラティオーラU-12は、試合中少々無謀と思われる場面でも、積極的に1人だけでなく、2人でも3人でもどんどんボールを奪いに行くことから、ゲーム体験をスタートさせます。
同時に、ポジションの基本的な役割とタスクを理解し、その時点でチームのテーマとしている突破方法で相手ゴールを目指すというゲーム・プランです。

活動を始めてわずか2か月で大きな成果を見せています。この育成メソッドをより深めていき、今の5年生の人数が増え、来年度以降6年生がチームの中心になれば、和歌山に大きな旋風を巻き起こせることは確実です。

「ソラティオーラU-12アカデミー・コース」は、責任を持って行き届いた指導をしていくため、人数に各学年8人までの上限を設けて活動していきます。
もっとサッカーに打ち込みたい、もっと上を目指したい、そんな熱い気持ちを持った少年プレーヤーが加入してくれることを心から願っています。スタートしたばかりで人数も少ないチームに飛び込むことは不安も大きいでしょうが、勇気を持って一歩を踏み出し、私たちと一緒に和歌山のサッカーを劇的に変えていきましょう。

ソラティオーラ和歌山、ソラティオーラU-12、バレンシア・アカデミーに関することは、同じソラティオーラ和歌山のホームページ内の、「理事長ブログ」や「バレンシア・アカデミー和歌山校のブログ」にも関連記事がありますので、そちらもぜひご覧ください。
  
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Posted by KFCスクール U-12 at 11:39Comments(0)